機械安全の法律・規格と設計手法

安全な製品を設計・製造するために必要な法律・規格の情報を紹介しています。

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8. 製造物責任(PL)法(その8)|(消滅時効) 第五条|時効は長期化する傾向にあります

私は、労働災害を防ぐためには技術者は、 製造物責任を知らなければならないと考えています。法の解釈や法理論を説明するのではなく、PL訴訟のに係わるような製品の事故や労働災害を未然に防ぐためにはどうすれば良いのかを製造物責任法の規定をベースに説明…

7. 製造物責任(PL)法(その7)|(免責事由) 第四条|裁判で「開発危険の抗弁」が認められる可能性は無い

私は、労働災害を防ぐためには技術者は、 製造物責任を知らなければならないと考えています。法の解釈や法理論を説明するのではなく、PL訴訟のに係わるような製品の事故や労働災害を未然に防ぐためにはどうすれば良いのかを製造物責任法の規定をベースに説明…

6. 製造物責任(PL)法(その6)|(製造物責任) 第三条|PL予防とPL防御は一体で取り組みましょう

私は、労働災害を防ぐためには技術者は、 製造物責任を知らなければならないと考えています。法の解釈や法理論を説明するのではなく、PL訴訟のに係わるような製品の事故や労働災害を未然に防ぐためにはどうすれば良いのかを製造物責任法の規定をベースに説明…

5. 製造物責任(PL)法(その5)|(定義) 第二条|事故や労働災害は被害者のみならず、設計者・製造者・販売者の皆を不幸にします。

技術者が知っておかなければならないキーワードは「製造業者等」です。この製造物責任法では、「製造業者」が賠償の責任を負うことになります。さて、この責任を負う「製造業者」とは、誰のことなのでしょうか?

4. 製造物責任(PL)法(その4)|(定義) 第二条|誤使用も考慮する製品の使用形態のひとつです。

技術者が知っておかなければならないキーワードは「通常予見される使用形態」と「引き渡した時期」です。製品の合理的に予見(予期)される使用とは、製品の「本来の使用形態」と「特性に応じて予見可能な誤使用」です。安全への取り組みを実施したことの証…

3. 製造物責任(PL)法(その3)|(定義) 第二条|取扱説明書や警告ラベルの記載不備も「欠陥」です。

私は、労働災害を防ぐためには技術者は、 製造物責任を知らなければならないと考えています。法の解釈や法理論を説明するのではなく、PL訴訟のに係わるような製品の事故や労働災害を未然に防ぐためにはどうすれば良いのかを製造物責任法の規定をベースに説明…

フォード・ピント事件|巨額の製造物責任訴訟

まず初めにこの事件の概要を 失敗事例 > 自動車ピントの衝突火災(リンク)から紹介します。 米国フォード社は、新しいサブコンパクトカー「ピント」を25ヶ月という短期間の開発で(通常は43ヶ月)、1971年に市場導入した。 1972年、高速道路で突然エンスト…

2. 製造物責任(PL)法(その2)|(定義) 第二条|ソフトウェア・プログラムを対象外と思ってはいけません

私は、労働災害を防ぐためには技術者は、 製造物責任を知らなければならないと考えています。法の解釈や法理論を説明するのではなく、PL訴訟のに係わるような製品の事故や労働災害を未然に防ぐためにはどうすれば良いのかを製造物責任法の規定をベースに説明…

1. 製造物責任(PL)法(その1)|(目的) 第一条|PL法は被害者の救済の法律です。しかし、製品安全管理の指針でもあります。

私は、労働災害を防ぐためには技術者は、 製造業者の責任(製造物責任)を知らなければならないと考えています。これから数回に渡って製造物責任(PL)法の説明をしていきます。技術者の私は、法の解釈や法理論を説明するのではなく、PL訴訟のに係わるような製品…

欠陥製品とは|製造物責任(PL)

製造物責任(PL)法上の欠陥製品とは、設計上の欠陥や製造上の欠陥がある製品だけを指しているのではありません。製品の設計や製造上に欠陥はなかったとしても、製品の取扱説明書や警告ラベル、さらに広告用のカタログの表示に不備があり、それにより使用者…

CEマーキングの違反と罰則|最も怖いのは事故や労働災害が発生した時|欧州に輸出した場合のCEマーキングの違反と罰則について説明します。

欧州に輸出した場合のCEマーキングの違反と罰則について説明します。 まず初めに、CEマーキングではありませんが、有名な欧州での違反事例を紹介します。 「PS one」から有害物質を検出、欧州向け製品が差し止められ、販売不能に——。電機メーカーの環境担当…