EN 60204-1が更新されています。 機械指令は2021年10月2日に失効 低電圧指令は2021年5月27日に失効 します。失効日までに新規格のEN 60204-1:2018による製品の再評価を行いましょう!
EN 60204-1が更新されています。
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機械指令 :2021年10月2日に失効
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低電圧指令:2021年5月27日に失効
失効日までに新規格のEN 60204-1:2018による製品の再評価を行いましょう!
- EN 60204-1が更新されています。
- 機械指令 :2021年10月2日に失効
- 低電圧指令:2021年5月27日に失効
- 失効日までに新規格のEN 60204-1:2018による製品の再評価を行いましょう!
(旧)EN60204-1:2006 /A1:2009は失効します
2020年4月2日発行の欧州官報(EU)2020/480で機械指令の整合規格が更新され、一般産業機械(制御盤)の電気安全に採用されてきた 整合規格 (旧)EN60204-1: 2006 /A1:2009「機械類の安全性−電気的検知保護設備−第 1 部:一般要求事項及び試験」は、機械指令の場合は2021年10月2日に失効、低電圧指令の場合は2021年5月27日に失効することが決定しました。
失効日以降は(旧)EN60204-1:2006 /A1:2009により適合性評価された機械を欧州市場に上市(通関)させることは法律違反になります。
失効日までに新規格のEN 60204-1: 2018による製品の再評価を行いましょう。また、EU適合宣言書に記載する整合規格の変更も忘れないようにしましょう。早めに再評価の実施をお勧めします。とは言え、まだ1年の猶予があります。
これまで、認証機関(ノーティファイドボディ)による適合証明書(CoC)の評価に頼っていた企業の方は、これを機会に自己評価による自己宣言に挑戦してみてはいかがでしょうか?
欧州官報(EU)2020/480 (外部リンク)
新EN 60204-1:2018の主な変更要求事項
- パワードライブシステム(PDS)の要求の追加
- 電磁両立性(EMC)に対する要求の変更
- 過電流保護の要求の明確化
- SCCRの決定の要求の変更
- 保護ボンディングの要求、用語の変更
- PDSのSTO、非常停止、制御回路保護の変更
- 制御機器のアクチュエータの記号の変更
- 技術文書の要求事項の変更
2018年版での変更はそれほどありませんが、ワードライブシステム(PDS)に関連するアプリケーションを対象とする要件が含まれています。その他、電気機器の短絡電流定格を決定するための追加要件、保護ボンディング要件(および用語)の改訂、安全トルクオフに関連する要件を含む条項9(制御回路および制御機能)の改訂、緊急停止および制御回路保護。さらに、EMC(電磁両立性)要件の改訂、過電流保護の要件の明確化、およびアクチュエータと制御デバイスに使用される記号の変更があります。文書化に関連する要件も更新され、規範的な基準、書誌参照、および特別な国内条件のリストも更新されています。
EN 60204-1:2018 とは
「機械類の安全性−電気的検知保護設備−第 1 部:一般要求事項及び試験」
EN 60204-1:2018(外部リンク)
BS EN 60204-1:2018 日本規格協会 Webdesk(外部リンク)
今回の大きな変更点は 18章「安全試験(検証)」の部分になると、私は考えます。
必須検証の4項目[a),b),c),h)]と必要に応じて求められる4項[d),e),f),g)]があります。
a)電気装置と技術文書の一致(17章(技術文書))
b)保護ボンディング回路の導通性の検証(18.2.2項の1)
c)電源自動遮断による故障保護の場合,自動遮断による保護の条件を18.2項による検証
d)絶縁抵抗試験(18.3項)
e)耐電圧試験(18.4項)
f)残留電圧に対する保護の検証(18.5項)
g)8.2.6項の関連する要求事項が満たされていることの検証
h)機能試験(18.6項)
参考 ウェブサイト
規格の変更内容詳細
EN 60204-1:2018の詳細は次のウェブサイトが参考になります。
機械 CEマークの情報(湘南次郎さんのウェブサイト) (外部リンク)
機能試験のやり方
試験方法については、 フジセーフティ殿の資料が参考になります。
https://fujisafety.jp/files/case/JS2-No22(外部リンク PDF)
規格購入先
規格の購入先はbsi.shopがお勧めです。
MSDコンサルティング