機械安全の法律・規格と設計手法

安全な製品を設計・製造するために必要な法律・規格の情報を紹介しています。

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EU適合宣言書の有効期間|適合宣言はどのくらい有効ですか?|CEマーキング


適合宣言はどのくらい有効ですか?

EU適合宣言書の有効期間の規定はありません。製品が欧州市場に上市時には、欧州指令に基づきEU適合宣言書の発行しなければなりませんが、その後は、指令または規格が変更された場合でも、製品は 、欧州に上市した時点で適用される指令や規格に適合していれば、製品が欧州域内にある限り新しい適合宣言を作成する必要はありません。

製造者は、製品の安全性に責任があります。製品に適用される指令および整合規格に関連する大きな変更が加えられた場合は、製品を再認証することをお勧めします。

<重要ポイント>

日本からEU加盟国に輸出する中古機については、新品の時と同様に欧州域内への上市の前にCEマークの表示とEU適合宣言書の作成が必要になります

 

製品を改造したとき、再度宣言をする必要がありますか?

新しいサプライヤー他の部品や使用するなど、製品の使用後に本来の操作、本来の目的、または使用目的を意図して大幅な改造が加えられた製品は、新製品と見なされます。また、製品に対して大幅な改造が加えられた場合は、再度宣言が必要になります。例えば、改造により製品のモデルやタイプが変わる、製品の用途、操作方法の変更、安全装置の追加した場合は、新品とみなされ該当する指令や整合規格に従って、新しい適合宣言を作成する必要があります。

このような改造が発生した場合は、多くは以前の認証に基づいて認証プロセスを再度実行する必要があり、新しい指令や規格に従って、新しい適合宣言書を作成する必要があります。

 

 

指令または規格が変更された場合、製品を再宣言しなければなりませんか?

再認証は不要です、製品は その時点で適用される指令および(調和した)規格に従って認証さ れています。市場に出される新製品は、その時点で適用される指令および基準に従って市場に出されていれば良いことになります。

一方、製造者の販売後の社会的責任としてとして、企業は、製品の安全な使用に責任があります。製品に適用される指令および整合規格に重要な変更が加えられた場合は、製品を再宣言するのが良いと考えます

 

 

MSDコンサルティング