EHSRは、機械の設計で考慮しなければならない潜在的な危険のリストであり、EU機械指令2006/42/ECの付属書Iに示されています。 「EHSR」は「Essential Health&Safety Regulations」の略です。 EHSRは、機械の設計で考慮しなければならない潜在的な危険のリス…
機械指令(MD)と低電圧指令(LVD)の判別の話をしてみようと思います。 以前のブログで、EU適合宣言をするときは、機械指令 2006/42/ECと低電圧指令2014/35/EUは同時に宣言はできないことの話をしました。 詳しくは ↓ を読んでください。 この時の結論は、 機械…
EU適合宣言書(Declaration of Conformity: DoC) とは、欧州指令で要求される法的な文書です。製品が関連する欧州指令に決められた健康と安全と環境の要求事項に従っていることを示す宣言書です。EU適合宣言書(Declaration of Conformity: DoC) とは、欧州指…
EU適合宣言をするときは、機械指令 2006/42/ECと低電圧指令2014/35/EUを同時に宣言できない。言い換えるとダブらせて宣言してはいけないということです。 「製品を機械指令で適合宣言する場合は、それに低電圧指令を追加してはいけません」 でも「その製品が…
基本的な項目をまとめてみました。まず初めにこれを読めばCEマーキングの概要をつかむことができると思います。 CEマーキングとは CEマークを表示する製品群 CEマークキングが必要な国 ノーティファイドボディの関与について CEマーキングの基本ルール CEマ…
特に危険とされる機械リスト機械指令 付属書Ⅳ 1. 木材及び同様の物性材料の加工、或いは食肉及び同様の物性材料に使用する以下の型式の丸のこ盤(単刃/両刃)1.1 切断中はのこ刃が固定され、固定ベッド又は加工物を手送りできるサポートや取外しのできる自動…
2020年9月1日に英国政府から発表されたUKCAの最新情報は下のリンクから新着情報|UKCA(英国適合性評価)マーキングについて (リンク) 英国がEUを離脱したことによる、製品の安全性と法令遵守の変更は、現在の移行期間が終了した後、さらに移行期間があり、…
自己認証とは、適合性評価を認証機関(ノーティファイドボディ)を採用せずに、製造者自身が検査立証することです。適合性評価プロセスにおける、モジュールAと呼ばれる手続き手法です。 自己認証可能な製品は、モジュールAの内部生産管理手順が可能な場合の…
製品にCEマーキングが必要な国は、EU加盟国のすべて、およびEEAの一部であるノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン、さらに、スイスで必要です。CEマーキングが義務付けられている最後の国はトルコです。トルコはEUの加盟国でもEEAの署名国でもあり…
機械指令の適合性評価には次の3つの方法があります。(機械指令の第12条) 内部チェック(自己認証)との適合性評価の方法。(付録VIII)←このブログはこの認証機関(ノーティファイドボディ)を介することのない方法を話題の中心にしています。 EC型式検査…
認証機関(ノーティファイドボディ)の関与の有無が、「自己認証」、「第三者認証」の違いです。一方、どちらの場合でも、製造者自身がEU適合宣言書を作成する「自己宣言(self declaration)」であることに変わりはありません。 CEマーキングにおいて、製造者…
欧州連合の法律の理解は、苦労する作業ですが、欧州に製品を輸出するには、製品が遵守する必要があるさまざまな健康と安全の要件の理解が不可欠です。ここでは、CEマーキングで考慮すべき重要な2つのタイプの法律、つまり指令と規則の違いについて説明します…
テクニカルファイル(テクニカル ドキュメンテーション) CEマーキングの作業で重要な部分は、製品を安全に使用できることを証明する文書をまとめることです。完全なテクニカルファイルを早く効率的に準備する方法を考えてみましょう。 テクニカルファイルの…
これまで、低電圧指令2014/35/EUに適合した電気・電子機器などを欧州に販売している日本の製造者で、委任代理人やコンパイラー(編纂者)を指定していない場合は、今後の動きに注意してください。 規則(EU)2019/1020は、2021年7月16日に、該当する指令およ…
EU適合宣言書とは EU適合宣言書とは EU適合宣言書には、次の情報が含まれている必要があります。 注意点 サイト内関連記事 書籍紹介 テンプレート 欧州域内で製品を流通、または使用に供するためには、 該当する欧州指令の要求への適合が必要となり、指令へ…
欧州に輸出した場合のCEマーキングの違反と罰則について説明します。 まず初めに、CEマーキングではありませんが、有名な欧州での違反事例を紹介します。 「PS one」から有害物質を検出、欧州向け製品が差し止められ、販売不能に——。電機メーカーの環境担当…
CEマーキングの整合規格は欧州ジャーナルで公表されリスト化されます。リスト化された整合規格は次の欧州委員会のサイトに記載されています。 整合規格の掲載サイト Harmonised Standards | Internal Market, Industry, Entrepreneurship and SMEs (外部リン…
欧州指令に従ってCEマークを正しく表示していたとしても、当局から指摘を受けるのはCEマークだけではなく、製造銘鈑に対しての指摘もあります。製造銘鈑とCEマークを表示する上での留意点を説明します。 欧州指令に従ってCEマークを正しく表示していたとして…
EMC指令(2014/30/EU)は、電気および電子機器、システム、設備を含む広範な機器に適用されます。 EMC指令(2014/30/EU)は、電気および電子機器、システム、設備を含む広範な機器に適用されます。 EMC指令とは 対象機器 認証機関(ノーティファイドボディ)の関…
CEマーキングにおいて製品が低電圧電気機器(交流の場合は50から1,000 V、直流の場合は75から1,500 Vの電圧定格で使用するように設計された機器)に該当する場合、低電圧指令(2014/35/EU)が適用されます。
技術文書の保管期間 10年 自己認証の場合、機械指令の技術文書(テクニカルファイル)の保管期間は10年です。 機械指令(2006/42/EC)ANNEX VII, A2に規定されています。正確に言うと、製造者は、最終製造日から少なくとも10年間、技術文書を所管官庁が利…
EN IEC 63000:2018への早めの対応をお勧めします。 新しい整合規格 EN IEC 63000:2018 –有害物質の制限に関する電気および電子製品の評価に関する技術文書(IEC 63000 2016)は、RoHS指令2011/65/EUの指令遵守評価を助ける技術文書を評価するための旧規格 EN…
CEマーキング CEの意味 CEマーキングが必要な国 CEマーキングのルール 自己認証 自己認証プロセスの構成 1. 該当する指令の特定 2. 指令の適用可能な要件を特定する 3. 適合性評価のプロセスを特定 4. 製品の適合性の評価 5. 技術文書を保管する 6. 宣言を行…
ISO/DIS 13849-1 ドラフト「機械類の安全性-制御システムの安全関連部-第1部:設計のための一般原則が公開されました。 ISO/DIS 13849-1の原案が公開されています。ちなみに、規格番号の「DIS」は「国際標準のドラフト版」であることを表しています。 http…
機械指令とは 機械指令(2006/42/EC)は、本文と付属書IからXIIで構成され、欧州内での機械に関して最高レベルの安全性を保証することを目的に 2009年12月29日に発効しました。機械製品の使用による災害リスクを最小限に抑えることは、欧州政策の重要な課題…
CEマーキングの技術文書(TCF/TCD)をチェックしていると時折、旧規格で製品仕様を確認している資料を見かけます。 新しい整合規格で製品仕様を確認し技術文書と宣言書の修正はすれば済むのならば、まだ良いのですが、規格に整合していないことが判明して、既に…
一般産業機械(制御盤)の電気安全に採用されてきた 整合規格 (旧)EN60204-1: 2006 /A1:2009「機械類の安全性−電気的検知保護設備−第 1 部:一般要求事項及び試験」は、機械指令の場合は2021年10月2日に失効、低電圧指令の場合は2021年5月27日に失効すること…
工業用監視・制御装置のRoHS規制は, 2021年7月22日からが開始されます。早めの対応をお勧めします。 追加規制物質 解説 カテゴリ別の規制開始時期 追加規制物質 2015年6月4日発行の欧州官報(EU)2015/863により、RoHS指令(2011/65/EU)の規制物質として従来か…
こんな話をある中小企業の製造メーカさんから聞きました。 本当に認証機関の関与が必要なのでしょうか? その製品は半完成品か?完成品か? こんな話をある中小企業の製造メーカさんから聞きました。 大手企業の製品の周辺機器を長年納入してきたが、その企…